飯塚市の冬は福岡市より2℃寒い|内窓リフォームの費用と『先進的窓リノベ2026』で1窓2.2万〜7.6万円戻す道筋、11月16日の予約期限に間に合わせる段取り
こんにちは、リベラルホームです。今回は、飯塚市・嘉麻市・田川市・直方市で築20〜40年の家に住んでいて、冬の朝にサッシの下が水びたしになる、カーテンの裾に黒い点が出てきた、子ども部屋やご両親の寝室だけ妙に冷えるという方に向けて書きます。壁を壊す大がかりな断熱工事ではなく、今ある窓の内側にもう一枚窓を足す「内窓」で、この冬をどこまで変えられるかという話です。
なぜ筑豊で窓の話をするかというと、飯塚は盆地で、1月の平均最低気温が1.0℃と福岡市の3.5℃より2℃以上低く、放射冷却で朝がとくに冷えるからです。しかもこの地域の古い家は南に掃き出し窓が3つも4つも並んでいて、その全部がアルミサッシの一枚ガラス。読み終わるころには、どの窓から手をつけるか、1窓あたりいくらか、先進的窓リノベ2026でいくら戻ってくるか、そして今年の補助金に間に合わせるならいつまでに動くかを、ご自分で見当づけられるようにしておきます。
飯塚市の家が冬に寒いのは壁より窓|筑豊の築30年住宅の窓事情
冬に暖房で温めた熱の5〜6割は窓などの開口部から逃げていきます。壁の断熱材が薄い家でも、実は壁より先に窓を疑ったほうがいい。現地調査でうかがう昭和50年代から平成初期の家は、アルミサッシに厚さ3ミリの一枚ガラスがほぼ全部で、手をかざすと窓の前だけ空気が沈んでいるのが分かります。あれがコールドドラフトで、足元が冷えるのはこれが原因です。
筑豊の家は敷地が広いぶん、窓も大きく数も多いのが特徴です。南側の縁側に掃き出し窓が並び、北側の廊下や階段にもガラス戸がある。飯塚の冬は昼間は日が出て暖かいのに、夜から朝にかけて一気に冷えるので、室内の湿気を含んだ空気が冷えたガラスに当たって結露します。サッシの下のレールに水がたまり、木の窓枠が黒ずみ、カーテンにカビが出る。この流れが毎年続いて、気づいたら窓まわりの木が腐っていた、という家を何軒も見てきました。結露は見た目の問題ではなく、家の寿命の問題です。
内窓・ガラス交換・外窓交換の違い|飯塚市で1窓いくらかかるか
窓の断熱リフォームは大きく3つです。今のサッシの内側にもう一枚樹脂サッシを足す内窓、サッシはそのままでガラスだけ複層に替えるガラス交換、今の窓枠の上から新しい窓を被せる外窓交換(カバー工法)。効果と費用の目安を、当社で工事する場合の概算で書いておきます。
- ●内窓(樹脂サッシ・複層ガラス):腰窓で8〜13万円、掃き出し窓で12〜18万円。工事は1窓あたり1時間ほどで、家中やっても1日。壁も外壁も壊さない
- ●ガラス交換:1窓5〜10万円。見た目が変わらないのが利点だが、アルミの枠はそのまま冷えるので結露は枠に残る
- ●外窓交換(カバー工法):1窓20〜40万円。一番効くが費用も大きい。内窓が付けられない出窓や浴室に向く
結露と底冷えの両方を止めたいなら、費用対効果は内窓が頭ひとつ抜けています。冬の暖房を弱めても部屋が冷めにくくなりますし、夏の西日にも効くので、夏の暑さ対策として書いた記事で内窓を勧めたのと理由は同じです。ただし内窓は窓の開け閉めが2回になります。毎日出入りする掃き出し窓や、障子のある和室では、その手間を先に想像してから決めてください。
先進的窓リノベ2026で戻る額|Sグレード内窓は1窓2.2万〜7.6万円、予算はまだ2割
2026年の窓の補助金は国の「先進的窓リノベ2026事業」が本命です。内窓の場合、戸建てでは窓の大きさと性能グレードで1窓あたりの額が決まっています。9月7日時点の予算の消化率は21%で、まだ枠は残っています。
- ●Sグレード(熱貫流率1.5以下)の内窓:小22,000円/中34,000円/大52,000円/特大76,000円(戸建て・1窓あたり)
- ●SSグレード(1.1以下)の内窓:小36,000円/中58,000円/大89,000円/特大140,000円
- ●Aグレード(1.9以下)の内窓は2026年から対象外。去年まで補助が出ていた安いガラス仕様は、今年は1円も戻らない
- ●1申請あたり合計5万円以上が条件。上限は1戸100万円
- ●予約は11月16日まで、交付申請は12月31日まで。工事も12月31日までに完了していること
たとえば掃き出し窓2つと腰窓3つに内窓を入れると、工事費の概算が60万円前後、Sグレードなら補助が52,000円×2と34,000円×3で206,000円。実質の負担は40万円くらいになります。ここで気をつけてほしいのが、見積書に書かれた内窓がSグレード以上かどうかです。ガラスの仕様を一段落とすと本体価格は下がりますが、Aグレードになった瞬間に補助がゼロになるので、安い見積もりのほうが手出しが多い、という逆転が起きます。
「窓だけ」か「床・壁・天井とセット」か|みらいエコ住宅2026は窓が必須になった
もうひとつ、国の「みらいエコ住宅2026事業」があります。こちらは床・壁・天井の断熱改修が対象ですが、2026年から窓かドアの断熱改修を一緒にやることが必須になりました。床下断熱だけ、キッチンや浴室だけでは申請できません。逆に言うと、床の張り替えや床下断熱を考えている方は、窓を1つ足すことで使える制度が増えます。先進的窓リノベとは工事の部位ごとに使い分けができて、併用も可能です。
なお、飯塚市が独自にやっていた定住促進住宅改修補助金(工事費の1割・上限8万円)は令和7年度で終了しています。ネットのまとめサイトにはまだ「使える」と書かれているものがあるので、そこは当てにしないでください。飯塚市の耐震改修の補助金は続いていますが、これは昭和56年以前の家が対象で、窓とは別の話です。どの制度が使えるかは、家の築年と工事の組み合わせで変わるので、リフォーム相談の段階で一緒に整理するのが確実です。
内窓リフォームの失敗例|筑豊の家で実際に見てきた5つ
- ●寒い部屋の1窓だけ付けた:その窓の結露は止まるが、湿気が逃げ場を失って隣の窓や押入れの結露がひどくなる。部屋単位でやるのが基本
- ●出窓・浴室・トイレの小窓を後回しにした:内窓が付けにくい場所ほど結露が集中する。カバー工法かガラス交換で先に潰しておく
- ●補助対象外のグレードで契約した:見積もりの型番だけでは分からない。「先進的窓リノベのSグレード以上か」を書面で確認する
- ●12月に工事が間に合わなかった:内窓はメーカー納期が2〜4週間、年末は職人も埋まる。10月中に発注、11月の予約期限を目安に動く
- ●障子・雨戸・カーテンレールと干渉した:和室の障子や既存のカーテンボックスは、現地で採寸しないと収まらないことがある
どの窓から手をつけるか|点検の順番と現地で見ていること
全部の窓を一度にやる予算がなければ、優先順位を付けます。うちが現地でまず見るのは、①北側にある寝室や子ども部屋の窓、②一日の大半を過ごすリビングの掃き出し窓、③朝いちばんに結露している窓、この3つです。北側の部屋は日が当たらず夜に一番冷えるので、体感の差がいちばん出ます。逆に、日中しか使わない南向きの客間は後回しでかまいません。
採寸のときは、サッシの枠の奥行きが7センチあるか、レールにゆがみがないか、木枠が結露で腐っていないかを確かめます。奥行きが足りなければふかし枠という部材で足しますし、木枠が傷んでいれば先に直します。ここを見ずに商品だけ売る業者もいるので、家づくりの流れや過去の施工事例をご覧いただいて、どこまで見る会社かを比べてもらえたらと思います。
結露の写真は、暖房をつけた翌朝、カーテンを開ける前に撮るといちばん状態が分かります。窓ガラスの下3分の1と、サッシのレール、木枠の角の3か所を撮っておいてください。
飯塚市・嘉麻市・田川市・直方市で「今年こそ冬の窓をどうにかしたい」という方は、結露している窓の写真と、窓の数(掃き出し窓が何か所、腰窓が何か所)をLINEで送ってください。写真と数から、内窓の概算費用と先進的窓リノベ2026で戻る額の見当を翌営業日までにお返しします。現地調査と採寸は無料で、11月16日の予約期限から逆算した工事日程まで一緒に組みます。ご両親の家の窓なら、実家の間取り図やスマホで撮った外観の写真だけでも構いません。
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