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飯塚市の冬の暖房はエアコン・石油ファンヒーター・床暖房のどれがいい?|灯油代と電気代を同じ物差しで比べた、筑豊の家の選び方
住まいのコラム

飯塚市の冬の暖房はエアコン・石油ファンヒーター・床暖房のどれがいい?|灯油代と電気代を同じ物差しで比べた、筑豊の家の選び方

この記事のポイント

  • ●資源エネルギー庁の調査で灯油は1リットル約142円(10月13日時点の全国平均)、同じ暖かさあたりで石油ファンヒーターは約14円、エアコンは効率3倍なら約10円、電気式床暖房は約31円の計算です。
  • ●飯塚の1月の平均最低気温は1.0℃(気象庁の平年値)と冷え込むため、エアコンは外気温2℃の「低温暖房能力」が部屋の広さに足りるかで選びます。
  • ●築30年前後で断熱が弱い家は、朝だけ石油ファンヒーターで立ち上げてエアコンに切り替える使い方が、暖房費と結露のバランスを取りやすいです。
  • ●断熱等級6以上の新築ならエアコン中心で足元まで暖まりやすく、床暖房の工事費は断熱や窓に回した方が満足度が高いことが多いです。

こんにちは、リベラルホームです。今回は、飯塚市・嘉麻市・田川市・直方市にお住まいで「今年の冬もエアコンと石油ファンヒーターの二本立てでいいのか」「新築やリフォームのついでに床暖房を入れるべきか」と迷っている方に向けて書きます。毎年10月の後半になると、現場でも「灯油、また上がりましたね」という話がよく出ます。

筑豊は福岡県の中でも冬の朝が冷える地域です。気象庁の平年値では、飯塚の1月の平均最低気温は1.0℃で、福岡市の3.5℃より2℃以上低くなっています。盆地なので晴れた朝は放射冷却でさらに下がり、暖房を何にするかで冬の光熱費も、朝の起きやすさも変わります。この記事を読むと、エアコン・石油ファンヒーター・床暖房の暖房費を同じ物差しで比べたうえで、ご自宅の築年数や家族構成ならどれを主役にすればいいかが判断できます。

飯塚市の家でよく見る暖房は3つ|それぞれの得意・不得意

飯塚市周辺のお宅に伺うと、暖房の組み合わせはだいたい決まっています。リビングにエアコン、その横に石油ファンヒーター、寝室は電気毛布かこたつ。新築や大きめのリフォームでは、ここに床暖房が加わるかどうかで悩まれる方が多いです。まずは3つの性格を並べておきます。

  • ●エアコン:灯油の買い出しがいらず、空気を汚さない。ただし外が冷えるほど効率が落ち、霜取り運転のあいだは温風が止まる。足元より顔のあたりが先に暖まる
  • ●石油ファンヒーター:スイッチを入れて数分で部屋が暖まるので、冷え切った朝に強い。そのかわり灯油を燃やすと水分が出て、換気も欠かせない。灯油を買いに行き、タンクに入れる手間がある
  • ●床暖房:足元から暖まり、風も音もない。電気式(電熱線)と温水式(給湯器やヒートポンプでお湯を回す)があり、方式で暖房費が大きく変わる。部屋全体が暖まるまで時間がかかる

暖房費の正直な計算|灯油1リットル約142円・電気1kWh31円で比べると

暖房費を比べるときは「同じ暖かさを作るのにいくらかかるか」でそろえると分かりやすくなります。資源エネルギー庁の石油製品価格調査では、10月13日時点の灯油の店頭価格は全国平均で18リットル2,563円、1リットルあたり約142円でした。9月末の時点で前の年より311円高く、去年の感覚で冬を迎えると灯油代が思ったより膨らみます。資源エネルギー庁の標準発熱量で灯油1リットルは約36.5MJ、電気に直すと約10kWh分の熱です。つまり石油ファンヒーターは、ざっくり1kWh分の暖かさを約14円で作っている計算になります。

電気は、家電のカタログで使われる目安単価(全国家庭電気製品公正取引協議会)の1kWh31円で計算します。エアコンは使った電気の何倍かの熱を外から運んでくるので、仮に効率が3倍なら1kWh分の暖かさは約10円、冷え込んだ朝で2倍まで落ちても約16円です。一方、電気式の床暖房は電気をそのまま熱に変えるので約31円。同じ暖かさを作るのに、エアコンの2倍から3倍かかることになります。

エアコンのカタログに載っている暖房能力は、外の気温が7℃のときの数字です。飯塚の冬の朝に近いのは「低温暖房能力(外気温2℃)」の欄なので、買い替えのときはこちらの数字が部屋の広さに足りているかを見てください。

数字だけ見ると「エアコンが一番安い、床暖房は高い」で終わりそうですが、筑豊の家ではそう単純にいきません。家の断熱の状態で、どの暖房が得をするかがひっくり返るからです。

築30年の家と新築で答えが変わる|筑豊の家の断熱と暖房の相性

飯塚市の築30年前後の家は、床下や壁の断熱材が薄いか、入っていないこともあります。こういう家でエアコンだけに頼ると、暖かい空気は天井にたまり、床は冷たいまま。設定温度を上げるほど電気代がかさみ、それでも足が冷えるので結局ファンヒーターも付ける、という二重払いになりがちです。朝の短い時間で一気に暖めたいなら、石油ファンヒーターは理にかなっています。

ただ、ファンヒーターを長時間つけると窓や押入れの結露が増えます。以前の「冬の結露・押入れのカビ」の記事でも書いたとおり、灯油は燃えると水蒸気になり、1リットル燃やすとだいたい1リットル前後の水が部屋に出ます。メーカーの取扱説明書でも1時間に1〜2回の換気が求められていて、換気すれば今度は熱が逃げる。築30年の家では「朝はファンヒーターで立ち上げて、暖まったらエアコンに切り替える」使い方が、暖房費と結露のバランスが一番取りやすいと感じています。

一方で、断熱等級6以上で建てた新築なら話は変わります。床も窓も冷えにくいので、エアコンの暖かさが足元まで回り、LDKと2階の廊下をエアコン2台ほどでまかなえる家も珍しくありません。断熱がしっかりしていれば床暖房なしでも足元が冷えにくく、床暖房の工事費を断熱や窓に回した方が、住んでからの満足度は高いことが多いです。断熱の等級ごとの費用差は「断熱等級の記事」で詳しく計算しています。

条件別、どれを選ぶか|家族構成・家の状態・灯油の買い出しで決める

  • ●築30年前後で断熱リフォームはまだ、という家:主役はエアコン、朝の立ち上げだけ石油ファンヒーター。ファンヒーターを1日中つけっぱなしにしない
  • ●これから新築する、または1階まるごと断熱リフォームをする家:エアコンを主役に。LDKは低温暖房能力が足りる機種を選び、新築なら200Vの専用コンセントを最初から用意しておく。床暖房は基本的にいらない
  • ●親世代と同居していて足元の冷えがつらい、灯油を運ぶのが負担になってきた家:エアコン+床下断熱を先に。それでも足りない部屋だけ温水式の床暖房を検討する。電気式は暖房費の高さで使わなくなる例が多い
  • ●小さな子どもがいる共働きの家:エアコン中心。ファンヒーターの吹き出し口は子どもの手や顔の高さにあり、やけどの心配がある。帰宅前にスマホで暖房を入れられるのもエアコンの強み

筑豊ならではの事情として、灯油の買い出しがあります。18リットルのポリタンクは中身だけで約14kg。ガソリンスタンドやホームセンターまで車で行き、玄関まで運び、タンクに移す。若いうちは苦にならなくても、70代のご両親には冬のたびの重労働です。親の家の暖房を考えるときは、暖房費だけでなく「あと何年この作業を続けられるか」も一緒に考えてみてください。

暖房選びの失敗例3つ|飯塚市の現場で実際に見たこと

1つ目は、リビングに電気式の床暖房を入れたのに、最初の冬の電気代を見て使わなくなったケース。床暖房を入れた部分はただの床になり、工事費が丸ごと無駄になりました。床暖房を入れるなら、方式と1か月の暖房費の目安を工事前に確認しておくことが欠かせません。

2つ目は、壁を抜いて20畳のLDKにしたのに、エアコンは前の6畳間で使っていたものをそのまま移設したケース。冬の朝はいつまでも暖まらず、結局ファンヒーターを2台置くことになりました。間取りを広げるリフォームでは、エアコンの能力と専用コンセントもセットで見直します。

3つ目は、ファンヒーターを窓のすぐ下に置いていた築35年の家。暖かい湿った空気が冷たいガラスに当たり続け、窓枠の木が黒く傷んでいました。置き場所を変えるだけで減る結露もあるので、まずは今の置き方を見直してみてください。窓自体が冷たい家は、内窓で窓の表面温度を上げると暖房の効きも変わります。

暖房器具を替える前に、工務店に相談した方がいいケース

器具を買い替えるだけで済む家もあれば、床下断熱や内窓を先にやった方が、暖房費も器具代も少なくて済む家もあります。足元だけが冷たい、窓際に立つとひんやりする、北側の部屋だけが暖まらない。こういう症状があるなら、暖房器具より先に家の側を見た方が早いです。これまでの施工事例でも、床下断熱と内窓を入れたあと、ファンヒーターをほとんど使わなくなったお宅があります。リフォーム相談では、今お使いの暖房をどう活かすかも含めて一緒に考えます。

よくある質問

Q. 飯塚市の冬の暖房はエアコンと石油ファンヒーター、どっちが安いですか?

A. 同じ暖かさあたりで比べると、灯油1リットル約142円なら石油ファンヒーターは約14円、エアコンは効率3倍なら約10円です。冷え込んだ朝に効率が2倍まで落ちても約16円で、ほぼ同じくらいになります。朝の立ち上げはファンヒーター、その後はエアコンという使い分けが現実的です。

Q. 新築で床暖房は入れた方がいいですか?

A. 断熱等級6以上で建てるなら、エアコン中心でも足元が冷えにくく、床暖房は基本的にいらないことが多いです。入れる場合、電気式は同じ暖かさあたりの暖房費がエアコンの2〜3倍になるので、方式と1か月の暖房費の目安を工事前に確認してください。

Q. 築30年の家でエアコンをつけても足元が寒いのはなぜですか?

A. 床下や壁の断熱材が薄い、または入っていないと、暖かい空気が天井にたまり床は冷たいままになるからです。設定温度を上げるより、床下断熱や内窓で家の側を直した方が、暖房費も器具代も少なく済む場合があります。

今お使いのエアコンの室内機の横に貼ってある型番ラベルと、寒くて困っている部屋の写真を、スマホで撮ってLINEで送ってください。築年数と「朝いちばん寒い場所」を一言添えていただければ、その部屋にエアコンの能力が足りているか、断熱を先にやるべきか、床暖房を入れる価値があるかをお返事します。床下断熱・内窓・エアコン入れ替えの概算費用もあわせてお出しします。飯塚市・嘉麻市・田川市・直方市なら、床や窓の表面温度を測る現地調査も無料です。朝の寒さは、冷え込みが始まる11月以降の方が測りやすくなります。

お電話でのご相談 0948-22-0843
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